ブログ 民泊代行会社とは?おすすめの代行業者5選と選ぶときのポイント

民泊を運営する際、多くの方が利用するのが民泊代行会社です。
効率よく民泊を運営できるメリットがありますが、どうやって代行業者を選べばいいかわからないと感じている方も多いでしょう。
そこで今回は、民泊代行会社に委託するメリットやデメリット、依頼できるサービスなどを解説します。代行業者の選び方のポイントも合わせて解説しているので、民泊オーナーの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
民泊代行会社とは?
民泊代行会社とは、民泊運営に関するさまざまな業務を代行してくれる会社のことです。
民泊では、自分がオーナーになって運営を行う方法もありますが、物件の数が多くて1人では全て対応しきれなかったり民泊業務に割く時間がなかったりすることもあるでしょう。
その場合は、代行業者に任せることで効率的に運営ができるようになります。
なお、家主不在型は、自分で住宅宿泊管理業者への登録をしない限りは代行業者への委託が必須になるので注意しましょう。
民泊代行業者に委託するメリット
民泊代行業者に委託すれば、運営管理が楽になったり質の良いサービスをゲストに提供できたりと、メリットが多いです。
では、代行業者に依頼するメリット3つを見ていきましょう。
プロによるサービスをゲストに提供できる
民泊に精通している代行会社に任せることで、プロによる質の高いサービスをゲストに提供できるのが大きなメリットです。
1人で業務を全てやろうとすると、対応が遅れたり掃除の際に見落としが発生したりする可能性もあります。
しかし、民泊のプロである代行会社に依頼すれば、ゲストは満足度の高いサービスを受けられます。
業務を効率化できる
業務を効率化できるのもメリットのひとつです。
運営開始前の物件探しや届出に加えて、ゲストからの質問への対応や清掃など、民泊には多くの業務が発生します。全て自分でやると時間がかかるうえに、副業で民泊をやっている場合は本業に支障が出てしまう可能性もあるでしょう。
業務を代行業者に任せることで業務の効率化に繋がり、運営もスムーズに行えます。
稼働率アップが期待できる
代行業者は民泊に関する専門知識を持っており、状況に応じて最適な運営方法を提案してくれます。
また、リスティング用の写真撮影やリスティング作成にも対応している会社もあるため、物件の上位表示も狙えるでしょう。1人で運営するよりも効果的なマーケティングができるため、稼働率アップが期待できるというメリットがあるのです。
民泊代行業者に委託するデメリット
一方で、委託するには以下のようなデメリットもあります。
- 費用がかかる
- 会社との相性が悪い可能性もある
デメリットも知ったうえで、どの代行業者に委託するかを慎重に考えていきましょう。
代行費用がかかる
業務を委託する際は、必ず代行費用がかかるのがデメリットです。月額制の場合もあれば「売り上げの10%」のように、売り上げ比で料金が決まる会社もあります。
特に、月額制は利益の大小に関わらず同じ金額を毎月支払うため、経営を圧迫しないかどうかの判断も大切です。
相性が悪い可能性もある
自分でやりたい民泊の理想像がある場合、代行会社に委託することで、自由に運営できる範囲が少なくなってしまう可能性もあります。
もし代行会社との相性が悪いと円滑な運営もできなくなってしまうため、会社を選ぶ場合は必ず複数の業者を比較して委託先を選びましょう。
担当者と話をして、相性が良さそうかを見極めることもポイントです。
民泊代行業者に依頼できるサービス
代行会社によって委託できるサービスは少しずつ違ってくるため、自分が依頼したい業務を請け負っているかを確認しておきましょう。
ここでは、代行業者に委託できる主なサービスを5つご紹介します。
清掃
宿泊施設で特に重要なのが、部屋の綺麗さです。
自分で清掃をするのもひとつの方法ですが、隅々まで清潔感を保ちたいのであれば、プロに任せることもできます。
宿泊サイトで清潔かどうかを評価する項目があるように、物件の綺麗さは施設の評価に大きく影響する要素です。
プロであれば、見落としがちな細かい部分まで綺麗に清掃してくれます。
サイト運営
民泊はAirbnbやBooking.comなどのOTAに物件を載せる場合が多いですが、こうしたサイト運営も代行可能です。
自社の物件が上位に表示されるような対策やリスティングの細かい説明文なども対応してくれるため、ゲストが宿を探す際に自身の物件を見つけてもらえる確率もアップするでしょう。
ゲスト対応
予約リクエストや宿泊に関する質問など、ゲストからは日々さまざまなメッセージが届きます。
民泊は世界中からのゲストが利用するため、日本の深夜帯や早朝などに問い合わせが来ることもあります。
代行会社であれば、24時間体制でゲスト対応を行っているところもあるので、委託することで対応の手間が省けるのがメリットです。
多言語対応
民泊は元々海外で主流だったこともあり、外国人ゲストの利用も多いです。
そのため、多言語でのサービスに対応している代行業者もあります。
日本は韓国や中国など、アジア圏からの訪日客が多いため、英語以外でも中国語や韓国語などにも対応している業者を選ぶと良いでしょう。
写真撮影
代行業者の中には、リスティングに掲載する写真撮影の依頼ができる会社もあります。
写真はゲストにとって施設の第一印象になる要素なので、部屋の明るさや広さがしっかりと伝わる写真を載せることが大切です。
スマホでも撮影できますが、プロに撮影してもらうことでクオリティの高い写真が撮れます。
民泊運営代行の料金形態と費用相場
代行会社に依頼したいけど、費用相場が気になる人も多いでしょう。ここでは、2つの料金形態と費用相場について解説していきます。
料金形態
運営代行では、完全代行と部分代行の2つの料金形態があります。
完全代行は運営に関する業務を全て代行できるメリットがありますが、コストも高くなりがちなので注意が必要です。ある程度自分で業務を行いたい方には、部分代行がおすすめです。
自分で対応できる業務は自身で行い、対応しきれない部分を委託する仕組みなので、完全代行よりコストをおさえられます。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、運営方法をよく考えながら料金形態を選びましょう。
費用相場
代行する費用は、毎月固定の金額を支払う場合と売上の比率で決まるタイプがあります。
月額料金制はおよそ2〜5万円が相場で、変動制は売り上げの5〜20%を料金としているとこが多いです。会社によっては固定制か変動制かを選択できるところもありますが、基本的には変動制のプランが主流になっています。
収支シミュレーションをして毎月かかる費用を計算し、コストが高くなりすぎないかを確認しましょう。
また、清掃費用は別途になっている場合も多いので注意が必要です。
民泊運営代行業者の選び方のポイント
代行業者を選ぶときは、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
- 代行範囲
- 料金
- サポート内容
それぞれのポイントを詳しく説明していきます。
代行範囲
まずは、どこまで代行依頼をしたいかを考えてみましょう。
完全代行であれば全ての業務を任せられるうえに、会社によっては届出から家具の購入なども請け負っている場合もあります。
また、部分代行ではどの業務を委託できるのかの確認も重要です。業者によって得意な範囲もあるため、サイトの運営を任せたいのであれば、サイト運営に強い会社を選ぶと良いでしょう。
料金
委託費用は毎月かかるコストなので、料金を比較するのも大切です。料金が変動するタイプが多いですが、固定制の場合は、稼働率が低く売り上げが少なくても一定の金額を毎月払わなければいけないことを頭に入れておきましょう。
また、清掃に関しては、オプションで別途料金が発生することが多いので注意が必要です。
別途料金だと依頼する度にコストがかかるため、事前に料金に含まれているのかも合わせてチェックしておきましょう。
サポート内容
サポートの充実度も、委託業者を選ぶ際のポイントです。
特に、ゲストに対して以下のようなサポートがあると満足度アップにも繋がります。
- 多言語での対応
- コンシェルジュサービス
- チェックアウト後のレビュー対応
英語や中国語などの言語で対応ができると、ゲストとのやり取りがスムーズになります。
また、おすすめの飲食店や観光地をゲストに案内するコンシェルジュのようなサービスやレビューへの丁寧な対応があると、リピートしてくれるゲストも増えるでしょう。
他にも、オーナーに対してもサポートをしっかりしてくれる会社であれば、安心して運営を任せられるため、サポート内容も細かく確認することが大切です。
まとめ
民泊代行会社はゲストとのやり取りや清掃、サイト管理など、民泊に必要な業務を代行するサービスを提供しています。
プロに任せることで安心かつスムーズな運営ができるのがメリットですが、毎月の費用もかかるため、代行範囲や料金などを比較して選ぶことが大切です。
本記事でご紹介したポイントを参考に、ご自身の運営スタイルに合った代行業者を選んでみましょう。